Life Report

双極性障害の女の日常です。

巨峰

 

美味しい秋が来た。

母親が会社の人からもらってきたシャインマスカットと巨峰を食べた。

ジュースみたいに甘かった。

太りそうと思った。

 

おとといはMの家に友達に誘われて行った。

わたしが家に着いた時、友達はいなくてMだけいた。

Mの家だから当たり前なのだけど。

なんだか優しかった。気がする。

友達も着いてMは眠気が限界をきていたらしく次の日会社だし寝ていた。

夜も日付を越えて遅かったしみんな帰ることになって家を出た。

帰ったふりしてわたしだけまた戻った。

台風で風が強かった。

化粧を落として歯を磨いてコンタクトをとってから、つきっぱなしの電気を消して爆睡してるMの隣に横になった。

迷惑がられたらどうしよう。

気持ち悪がられるかもしれない。

と少しの間ぐるぐる考えてなかなか触れられなかった。

向こうが寝返りを打って背中を向けたとき、なんだかたまらなく愛おしくなって抱きついた。

そしたら寝ぼけた様子であらきたのと言って抱きつき返してくれてそのままくっついて寝てくれた。

一人で勝手に悩んでいたことすべてが晴れた気がして幸せな感覚に満ちた。

これが好きっていう気持ちなのかもしれないと思った。

朝、仕事へ行くと送り出すときに

「はい、恒例の」と言っていつもの行ってらっしゃいのキスをした。

向こうは笑ってくれて「またね。」と言ってくれた。

「じゃあね。」より「またね。」の方が何倍も安心できた。

返しにくいラインをしたらそこで終わったけどそれでも気にしなくなった。

久しぶりに穏やかだ。

この幸せがなくなるのが怖い。

見捨てられるのが怖いと検索すると見捨てられ不安と出てきた。

たぶんわたしは見捨てられ不安なのだと思う。

アダルトチルドレンに多いらしい。

わりと検索するとわたしはアダルトチルドレンに当てはまるのだが実感がない。

周りの人に話すとそれは過保護で過干渉だ、など言われて普通だと思ってたことはちょっと変なことなんだなという認識にはなっていた。

常に親の機嫌を気にしてる。

それって普通だと思ってた。

親のことは好きだ。

親のせいにしたところで現状が変わるわけではないのでアダルトチルドレンがどうとか考えても仕方ないなと思えてきた。

これからどうするか、自分で克服しなきゃならない。

常にいろんな人の機嫌を気にするのをやめたい。

友達にも好きな人にもいつ見捨てられるわからなくて幸せは明日すぐなくなるかもしれないという不安と常に戦ってるのだけどその不安がなくなるにはどうしたらいいんだろう。

人をもう少し信頼したいし自分もしっかり持ちたいし依存しないようにしたい。

 

 

 

 おわり